ドラッグストアは、「便利屋」のイメージで良いのか?

ドラッグストアは、「便利屋」のイメージで良いのか?

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米国のドラッグストアは、日本と違いヘルスケアの「専門家」のイメージが強くあります。しかし、日本では「便利屋」「低価格商品の販売」のイメージをもたれています。

 

ドラッグストアは、「便利屋」のイメージで良いのか?

 

把握できない業態特性

 

ドラッグストア研究会が調査した結果によると、日本の消費者がドラッグストアを選択する理由は、上位は近くにある「便利性」、安い「価格性」、多品種がそろっている「バラエティ性」です。

 

そこには、ヘルスやビューティに対する「専門性」、サービスに対する「接客性」は含まれていません。一言で総括すれば、ドラッグストアは「便利な物売り屋」です。ドラッグストアに要望することは、そのことになってきます。すなわち、「商品の品揃えを充実して欲しい」「価格はスーパー、ホームセンターより安く」などです。

 

これでは、ディスカウントストアなどの業態と変わりません。価格戦争のみになってしまいます。注意深く回答を見てみると、次の点に気づきます。「専門的知識の不足」「接客がよくない」があります。

 

これは、ホスピタリティ不足を警告しているのです。この二つで17%あります。消費者は、ドラッグストアに感じているのは、モノを陳列していることだけに対する不満があるということなのです。米国がドラッグストアの先進国です。

 

 

ここでは、ドラッグストアの選択理由は、1位「ヘルスケアの専門性」、2位「便利性」です。一言でいえば「便利なヘルスケアの専門店」です。そのイメージがあるから勝ち残っているのです。

 

物売り屋のイメージが強いディープディスカウントドラッグ、スーパードラッグなどは、巨大企業であるウォルマートなどのディスカウントストアに負けてしまったのです。




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