LGBT市場が拡大している現状

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日本は、単一民族ともいわれます。しかし、価値観、ライフスタイルなどの多様化が進んでいます。米国では、LGBTといわれる層が次第に市場を拡大しています。見逃せない存在となりました。ここでは、彼らの購買行動の特徴に触れます。

 

LGBT市場が拡大している現状

 

消費を消極的にする独自の価値観

 

米国市場は、非常に多様性に富んでいます。「レインボー市場」と呼ばれているLGBT市場が、現在注目されています。彼らは、米国全体の5〜15%を占めています。市場性は、6400億ドル(約64兆円)です。これは、ヒスパニックの購買力に匹敵します。2012年には現在の1.5倍になる予測です。重要なターゲットの一つです。

 

LBGT層は、デザイナーやアート関係など、創造性に富む仕事についている人が多いのです。従って、流行やファッションに感受性が高いです。気に入ると、値段に無関係に購買します。特定ブランドやメーカーにとって、優良顧客になるのです。会社トップや知識層も多いのです。その上、子供を持たないライフスタイルの選択が、経済的に余裕を生み、消費に対して積極的です。

 

消費支出について、2つに分けます。人間らしい生活を営むための必要な消費は基礎的消費、価値観に応じて生活をより豊かにする選択的消費です。米国では、選択的消費である、美容、交際費、旅行などの年間消費額は、LGBT層のそれは一般に比較して1.2倍でした。化粧品を例に取ると平均36000円ですが、レズビアン&ゲイは46000円、海外旅行は65000円に対して82000円という結果です。

 

 

外国人も有力な顧客に

 

LGBTのほか市場拡大の可能性は、独り者や、DINK、外国人などの層です。外国人は特に、銀座の某デパートの売上の50%を占めるとの調査結果もあります。

 

ドラッグストアでも、外国語POPの設置、母国のクレジットカードが使える対応などを始めました。ウォルグリーンはカウンセリングも14カ国語に対応できるようにしています。これには外国人の評判も上々です。

 

 

LGBT
レスビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー(性同一性障害者)の頭文字。




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