ドラッグストアの平均的な規模について

ドラッグストアの平均的な規模について

このエントリーをはてなブックマークに追加  

ドラッグストアは産業規模が大きくなるにつれ、総店舗数、売上高、ともに拡大基調で推移しています。ドラッグストアの各種調査の結果、現状の姿を見てみます。

 

ドラッグストアの平均的な規模について

 

200坪のスペースで年商は4億円

 

2000年に比較して、08年度は店舗数が約4000店増加しています。全部で15625店舗となっています。HCI調査では、09年度はドラッグストアは1社当たりの店舗は33.8、年少は134億円です。経常利益率2.9%と順調な数字を残しています。

 

百貨店、GMS、衣料専門店(ユニクロなど一部は除外)は消費不況ですが、その中で検討しているのです。ドラッグストアが唯一の成長産業といわれるのも、この数値が示すとおりです。企業規模は、ますます大型化しています。

 

スポンサーリンク

 

大手の出店、M&A(合併・買収)の影響があります。平均的にはドラッグストアは商圏人口2.1万人、売り場面積役207坪、取り扱いアイテム数17000、売上4億円です。従業員は正社員3.8人、パート7.4人で作り上げている実績です。

 

「商圏人口」は、今後3万店舗以上に拡大することが予想されているので、1万人で成長モデルを構築しなければなりません。アイテム数は、207坪の売り場サイズでは2008年度2万近かったのですが、2009年は17000に絞り込まれました。

 

 

「売上」は、既存店舗の伸びは0.1%と非常に低いのです。売上アップは、新店舗の開設で補っているのが現状です。坪当たりの年商高は、都市を追って下がっています。191万円となりました。売り場面積が広がっていますが、効率アップも必要です。

 

利益は粗利比率が、前年比0.1ポイントアップしました。そのため、経常利益率も0.1ポイント改善されて2.9%となりました。

 

 

ドラッグストア調査
日本チェーンドラッグストア協会が毎年実施している調査。店舗数は年々増加しているが、M&Aなどで企業数は減少している。

 

ドラッグストアの販管費
ドラッグストアは薬剤師、登録販売者などの有資格者を配置する必要があり、そのための手当て(職能手当て)が販売管理費を押し上げている。薬剤師で5〜10万円、登録販売者3000〜5000円といわれる。




このエントリーをはてなブックマークに追加