地域医療の最前線で活躍するドラッグストア

地域医療の最前線で活躍するドラッグストア

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医療機関で発行された処方せんを、いつも同じ薬局で調剤してもらうと、薬の重複や飲み合わせの問題も防ぐことができます。また時には、OTC薬(一般用医薬品)と処方薬、更にはサプリメントとの飲み合わせもチェックできます。

 

地域医療の最前線で活躍するドラッグストア

 

地域医療連携のコア施設

 

現在の医療は、一病院完結型ではありません。地域で連携したシステムなのです。退院患者も病院から自宅・施設へ戻り、チームを作った医師・薬剤師・看護師・ヘルパー・医学療法士たちが、地域医療をする時代になって行きつつあります。

 

そして、この地域医療のコア施設にドラッグストアは、「かかりつけ薬局」として位置づけられます。OTC薬の一部は、他業態の進出でシェアの低下が見込まれます。ドラッグストアは、かかりつけ薬局機能を持つことで、地域での密着性や信頼度が上がり、客との支持を受けるのです。

 

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そして、「かかりつけ薬局」との認知が上がれば、患者と薬剤師とのコミュニケーションも増えるため、服薬指導、個人の体質や生活習慣に合わせたアドバイスがたやすくなります。薬局が身近な存在として根付いていくのです。

 

ドラッグストアは、改正薬事法による他業態の新規参入もしやすくなったため、経営戦略の再構築が必要な時です。その例として、調剤併用型ドラッグストアの開設です。日本のドラッグストアはどちらかというと、ディスカウントストアーの観があります。

 

 

米国は、生活密着型で調剤もあるのが普通でした。一方、日本では院内薬局が調剤主体の歴史があり、仕方のないことかもしれません。しかし、本来のヘルスケアソリューションストアとして機能できるようになりました。

 

「かかりつけ薬局」としては、OTC薬・ヘルスケア商材販売だけでは不十分です。在宅調剤へ取り組むことが求められます。薬局にこられない患者も出てくるためです。薬剤師は、医師・看護師に同行し調剤薬を届けて、服薬指導や在宅調剤もするようになるのです。

 

 

かかりつけ薬局
処方せんを受け取った時や健康相談を受ける薬局を1箇所に決めておくこと。1箇所で一元管理することで、服す運医療機関に受信した時の薬の重複や相互作用を防ぐことができる。通常は住まいや勤務地の近くに決める。

 

服薬指導
患者自身又は保護者が医薬品を適正に用いることができるように、その医薬品を与える側が指導すること。




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