スギホールディングスの成長戦略について

スギホールディングスの成長戦略について

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スギホールディングスの中核は、「スギ薬局」です。その全店舗で、調剤に取り組んできました。早くから、ヘルスケアに重点を置いて取り組んできました。業界家アナリストの評価は、その正統派ドラッグストア作りの代表格であるとの認識で一致し、高いものがあります。

 

スギホールディングスの成長戦略について

 

業界第2位の連結売上高

 

同社は、中部地区が基盤でした。2002年頃から関西、2006年には関東に進出しました。2006年にヤオコーから子会社ドラッグストアを譲り受けています。07年はディスカウントストアのジャパン、飯塚薬品を買収しました。連結売上高では、マツモトキヨシホールディングスについで業界2位です。09年9月にスギホールディングス株式会社に商号変更しました。持ち株会社体制となったのです。

 

現在では連結営業収益は、2700億円を超えています。また10年連続増収増益です。2015年度中期経営計画では、1500店舗、5000億円の売上を目標としています。

 

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スギグループの三本柱について

 

スギグループの構成は、ファーマシー事業、ドラッグ事業、メディカル事業です。

 

@ファーマシー事業

グループの中核です。処方箋調剤やOTC薬のカウンセリング販売、健康相談、在宅医療などのトータルヘルスケアサービスを行っていますが、高品質です。

 

Aドラッグ事業

ドラッグスギを中心にして、OTC薬やサプリメント、健康食品などをを取り揃えています。北関東中心にドミナント店舗展開をしています。ジャパンは関東関西の両方で展開していますが、今後はドラッグストアとしての機能を強化していくため、クスリ、化粧品の比率が高まります。

 

Bメディカル事業

医療分野での専門性を追求するために、在宅医療、訪問看護ステーション、新薬開発支援をおこなっています。終末期に対応できる在宅医療は、クリーンルーム、クリーンベンチ、安全キャビネットを配備しています。TPN、末梢静脈点滴・経腸栄養法、麻薬・抗がん剤にも対応しています。

 

訪問看護事業では、看護師の患者訪問し、医師・薬剤師と連携してQOL向上を念頭に、専門的で的確なアドバイスをおこないます。




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