医療用医薬品とジェネリック医薬品の違いとは?

医療用医薬品とジェネリック医薬品の違いとは?

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医療機関や調剤薬局で、医療用医薬品は扱われます。国民医療費のうちで、医薬品費は20%を占めています。かつてに比べると低下しています。しかし、さらに抑制するため、ジェネリック医薬品の使用促進を国は推進しています。

 

医療用医薬品とジェネリック医薬品の違いとは?

 

使用が促進されるジェネリック医薬品

 

2008年度国民医療費は、34兆円を超えました。2025年には、56兆円に達する見込みです。国も個人も医療費負担によって、このままでは破綻してしまいます。国は、医療費抑制政策を進めています。その一つが薬剤費抑制です。その結果、全医療費中の薬剤費の比率は90年代後半は約30%でしたが、現在約20%まで減少しました。

 

薬剤費の抑制策は、薬価引き下げ、ジェネリック医薬品の使用促進(後発医薬品)です。先発医薬品の特許切れに伴う、後発会社の生産した医薬品です。同性能、同効果で価格は70%以下に設定されています。これが行き渡れば、かなりの医療費抑制効果があります。

 

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しかし、厚労省のアピールにもかかわらず普及率は17%台です。米国では、その3倍の普及率です。ジェネリック医薬品は、日本では普及しないのですが、それは医師、薬剤師の信頼度が低いことによります。また、普及したブランド名に負けてしまうことが弱い要因です。

 

調剤薬局には、積極的に使用を促すなどインセンティブを設けています。普及努力は、しています。そして、2010年度の医療費改定は、更なるジェネリック医薬品の使用促進策を実施することになっています。

 

 

ジェネリック医薬品使用促進策
厚労省は2010年までにジェネリック医薬品の数量シェアを30%第二まで高める方針を打ち出しています。その一環として処方せんをジェネリックに変えやすい様式に改めたほか、10年度からは「錠剤→カプセル」など、財形の異なる医薬品への変更も可能になる。




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