アドマイヤードカンパニーを目指す必要性

アドマイヤードカンパニーを目指す必要性

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かつては、会社の寿命は30年といわれました。しかし、現在では10年といわれるほど厳しい経済環境です。常に生き残りをかけて戦っています。しかしながら、継続的に成長を遂げている企業は、顧客第一主義という素晴らしい文化が根底に流れています。

 

アドマイヤードカンパニーを目指す必要性

 

顧客、従業員、地域の満足を満たす

 

1990年代は企業の多くは、エクセレントカンパニーを志向していました。これは、「成長性」×「収益率」重視の考え方です。エンロンを始めとする法に背いてまで、利潤追求をしようとした企業は消えていったのです。21世紀になると企業は、前の2つに加えて「法令順守」×「倫理性」を加えたアドマイヤードカンパニー(賞賛される会社)を目指しています。

 

企業は、成長しなければ消滅します。そのための条件は、良い企業風土を作ることです。「顧客満足」「従業員満足」「地域社会の満足」「株主の満足」の4つを満たすことです。企業理念として内外に浸透させ、実践することに他なりません。顧客満足を企業は叫びます。

 

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しかし、何が顧客を満足させるのかを追求し、実践している企業は多くありません。10%内外といわれているのです。企業は従業員さえも使い捨てるツールとして捉えているところもあります。

 

ただ、優良で成長を継続できる企業は、風土に「従業員の幸せが、客の満足につながる」というものがあります。自分が大切に扱われていれば、それを生み出す顧客を従業員は大切にするのです。

 

 

「地域社会に貢献しているか」「地域との融和はうまくいっているか」「店は綺麗か?歩道を占拠して邪魔にされていないか?」・・などが「地域社会の満足」ですが、日々の実践が必要です。投資家への利益の還元が、「株主の満足」です。重要度の序列は、「客」「従業員」「地域」「株主」です。前3つが満足されれば、おのずと株主への利益還元はできるのです。

 

 

エンロン
Enron Creditors Recovery Corp.は米国テキサス州に存在した総合エネルギー取引とITビジネスを行う企業。米国有数の企業だったが、巨額の不正経理・不正取引が明るみに出て、2001年12月に破綻に追い込まれた。

 

エクセレント・カンパニー
トム・ピーターズとロバート・ウォーターマンによって書かれたビジネス書。超優良企業の共通項として、@行動の重視、A顧客密着、B自主性と企業家精神、C人を通じての生産性向上、D価値観に基づき実践、E基軸事業から離れない、F単純な組織、G厳しさと穏やかさの両面を同じに持つ・・などを挙げている。




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