健康志向の高い「ロハス」が、ドラッグストアの成長に寄与する

健康志向の高い「ロハス」が、ドラッグストアの成長に寄与する

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ロハスというのは、健康と環境に関心が高い人たちのことをいいます。1990年代後半に、米国の社会学者が名づけた概念です。

 

健康志向の高い「ロハス」が、ドラッグストアの成長に寄与する

 

ロハス層は、成人人口の3割

 

現在、米国のロハス層は成人人口の27%、7000万人です。市場規模は、40兆円といわれます。成熟社会での新市場層です。同様に日本でも30%がロハス層であるといわれます。高学歴、高収入で購買力が高いのです。この層での関連市場は、2015年に20兆円市場と予想されています。

 

ロハス層の特徴は、高度経済成長時代の価値観である「大量生産・大量消費」「廉価」「効率」とは違っています。「体に優しい」「地球に優しい」ことが、キーワードになっています。「オーガニック」「フェアトレード」「地産地消」「グリーンコンスーマー」を好みます。それと同時に、「センス」「おしゃれ」が必要なのです。

 

同じ機能の商品ならば、少し高くともセンスの良い物を購入します。価値観の同じ企業や、環境に配慮した商品に目が行きます。米国ロハス層の多くは、1946年〜1964年に生まれたベビーブーマー達です。

 

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健康に強い関心を抱いているロハス層は、それに沿った生活スタイルを持ちます。体に優しい代替医療で健康管理をします。建築物も、新建材によるショック症候群を避けます。衣服は、化学繊維でなく天然素材を選びます。また、食べ物もオーガニックにしたりします。

 

1990年に40億ドル市場のオーガニックフーズ、ナチュラル化粧品、ナチュラル家庭用品、ナチュラル衣料、ナチュラルメディシン市場は、2000年に250億ドルとなりました。2010年には、500億ドル市場になるとの予測もあるのです。

 

 

ロハス(LOHAS)
Lifestyle Of Hearth And Substeinabilityの略。健康とエコに関心の高い人々。

 

フェアトレード
公正貿易。途上国の生産者に公正な賃金や労働条件を保証できる価格で購入することで、途上国の自立や環境保全を支援する国際協力の新しい形態。

 

ナチュラルメディシン
ナチュラルなビタミン・ミネラル・ハーブ等。




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