医薬品納入先は調剤薬局がトップ

医薬品納入先は調剤薬局がトップとなっている

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医薬分業が進むと流通も変化していきます。医療機関から調剤薬局へのルート変遷で、2010年では医療品医薬品市場は7兆530億円のうち50%を占めているのです。流通でも調剤薬局がクローズアップされています。

 

医薬品納入先は調剤薬局がトップとなっている

 

少量、多頻度配送である調剤薬局

 

医薬品の経路は、メーカー⇒薬品卸⇒医療機関・薬局⇒消費者です。多くの在庫を持つことが必要で、更に遅滞なく納入しなければならないので、薬品卸業が重要です。そして決まった医薬品の定時配送、別に緊急配送できるようになっています。

 

病院は、薬事委員会で医薬品を決め、定期的な計画納入ができるので効率よく購入できます。しかし、調剤薬局は店舗数の多く、購入量は少なく更にジェネリック医薬品も増え、多品種になり、在庫切れが起こりやすいのです。

 

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対応として、薬局同士でも連絡を取り、在庫確保に努めているケースもあります。流通医薬品に不具合があれば回収します。義務はメーカーですが実際は薬品卸が行います。医薬品卸には、医薬品名、数量、販売先、販売年月日の管理義務があります。一般配送は動脈流通、これに対し回収は静脈流通と言います。

 

(販売チャンネル別医薬品納入額) 日本医薬品卸業連合会の調査では、薬局ルートが50%以上を占め、チャンネル別では病院ルートを抜いてトップになっている。薬局への販売は少量多頻度配送を余儀なくされているため効率が悪い。

 

(薬事委員会) 病院によって呼び方は違うが、医薬品の採用等を決定する機関。医局長、薬剤部長、事務長などで構成される。




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