中小薬局が支えている多くの処方せん

中小薬局が支えている多くの処方せんについて

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調剤薬局数は5万3000あります。明らかに過剰店舗で今後は大手が主導して再編される予想です。中小薬局は生き残れるでしょうか。

 

中小薬局が支えている多くの処方せんについて

 

地元密着の強みを活かす中小薬局

 

2010年度、調剤薬局の年商は約1億円です。粗利益率27%で2700万円。これから諸経費を差し引くと一店舗当たりで2名までの薬剤師の雇用が限界といえます。また、2012年度の医療費改訂では実質的にはマイナスとなり、調剤報酬は減少しています。

 

大手薬局のコストダウンは、医薬品の一括大量購入、ICT活用、さらにM&Aにより行うことができます。そのような方策の取れない中小薬局は、どうやって生き残りをするばいいでしょう。中小薬局は地域密着型でありことを生かし、その地域の住民に密接したきめ細かい対応をすることができます。かかりつけ医者がいるように、信頼できるかかりつけの薬局、薬剤師を患者は求めています。

 

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同率的競争からの脱却がポイント

 

調剤薬局業界は分業することにポイントを置いたため、立地も店舗も殆ど同じ形態で個性はないといってもいいでしょう。アメリカでもビッグチェーン店が広範囲に展開していますが、中小ドラッグストアも生き残っています。世界最大のドラッグストア「ウォルグリーン」の経営者は「インデペンデント:中小薬局)は大手にはできないくらいのきめ細かい対応で患者のケアをしている」と言っています。

 

病院は入院患者、診療所は外来患者への対応と今後は医療の仕組みが今後は変わっていきます。それに連れて調剤薬局も変化する必要があります。調剤だけに頼っていると、患者の病気が治ると仕事は終わってしまいます。特に門前薬局やマンツーマン薬局は優位性がなくなってしまうのです。

 

高齢化社会では病気の前の未病段階の人たちのケアをすることが大切です。これからの医療カウンセリングを通じて地域の人々をサポートすることが新規の展開のヒントと言えるでしょう。

 

 

調剤薬局で同質化が広まったのは、調剤のみを目的として薬局を開設することが広まったことによる。国策に乗ったご護送船団方式とも言える。医療用医薬品という商品は全国同一価格であり、調剤行為も決まった手順で行われることから、接遇などソフト部分以外には独自性が出しにくい。

 

中小薬局の対応 彼我の強み・弱みを認識する。

 

@地域密着に徹する(顔なじみ・健康相談会)
A不特定個人ではなく特定個人を対象に
B生活者志向(健康人・半健康人・病人)
C生活者の背景を知る(家族・嗜好・習慣)
D生涯のファンづくり(日常健康管理・支援)
EスイッチOTC薬の増加はセルフメディケーションのチャンス
F専門特化型
 ・対象(小児・高齢者・女性・・)
 ・疾患(糖尿病・がん・アレルギー・・)
 ・在宅医療(HIT・緩和ケア・・)
 ・アメニティ・癒し(ハーブ・アロマテラピー)

 

未病 :病気ではないが健康でもないという病気の手前の段階。未病の段階で健康管理をすることで、病気の発症を抑えることができる。




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