買いやすいドラッグストアの陳列方法とは?

買いやすいドラッグストアの陳列方法とは?

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ドラッグストアに陳列されている商品は、3月と9月の年2回大きな変更があります(棚割り変更)。通常行われるのは、季節ごとに合わせるために春夏、秋冬用に準備をします。そして、それにあわせた新商品に対応するのです。

 

買いやすいドラッグストアの陳列方法とは?

 

商品のカテゴリ分類

 

ドラッグストアには、15,000〜20,000アイテム商品があります。それら商品は、顧客が買いやすいように、4つの分野、9つの分類(商品群)、30〜50程度の中分類(カテゴリー)に分けられて配置されているのです。カテゴリー内の商品は、さらに細かく分けられます。

 

カテゴリー分類は、商品選択のステップ研究に基づきます。一例ですが、救急医療品コーナーは、商品を見つけやすいように「ケガの手当て」する場合の治療順序に従って売り場がくくられています。(消毒、薬の塗布、傷口カバー、包帯)のようになっています。

 

 

知らない間に買ってしまう工夫

 

同じ商品が、何ヶ所も違う場所に陳列されているのを見たことがあるでしょう。人間心理として、多箇所陳列して何度も同じ商品を見せられると印象に残ります。その結果購入してしまうことがあります。大量陳列は、目にとまりやすいところにあり「安くなっているのだろう」と錯覚してよく売れるのです。

 

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アンカー商品を用意する

 

客は色々と比較しながら、自ら購入決定の判断をしていきます。アンカー(Ancor)とは「心の比較ポイント」を意味します。常に客は何かを比較してベストな選択をしたと思いたいのです。

 

一例として、口紅は売れ筋に5色ほどあります。実際はちんれっつされているのは10色程度です。比較する色が多いことで、豊富な品揃えと感じさせ、その中で自分で選択したという満足感も得られます。

 

 

お客に感謝される関連陳列

 

現代人は常に多忙です。必要商品をいつも十分把握して来店しているわけではありません。関連陳列をしておくことで、買い忘れを防止します。関連商品購入は価格重視ではありません。顧客にも便利で、店舗にも大きな利益があるのです。

 

 

カテゴリー
日本語では区分、分野、範疇(はんちゅう)などの意味。商品体系の中では、部門(例:ビューティケア)の次にカテゴリー(例:ヘルスケア)が位置づけられる。




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