自然に回遊させるドラッグストア内の導線作り

自然に回遊させるドラッグストア内の導線作り

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ドラッグストアの店舗は、客が快適に買い物ができるよう、また買いやすくできています。それでいて、お店は売上と利益が上がるように作られているのです。両者の関係がWIN=WINの関係が構築されると良好に推移します。

 

自然に回遊させるドラッグストア内の導線作り

 

買い物しやすいのは、左回りと右回りのどちらか?

 

店舗の主通路は、左回りです。人間は右側に関心や注意が向きやすいのです。そして、右手で手に取りやすい傾向があります。それは90%以上の人が、利き目が右であることに由来しています。右側の壁面に視線が向いています。

 

右利きだと左にカゴ、右手で商品を手に取ります。その理由から左回りだと買い物カゴがぶつからないので買い物しやすいのです。

 

 

自然に歩いて買い物が終わる仕組み

 

お客が店内全部を回って多くの商品を購入するには、自然に歩けるようなレイアウトが必要です。これを、ナチュラルワンウェイコントロールといっています。

 

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マグネットを配置する

 

マグネットとは、磁石です。ここでは、売り場に客をひきつける磁石の役割を持つ売り場のことをいいます。第一マグネットは、主要通路沿いの場所です。ここには、主力商品をおきます。ビューティケア、ヘルスケア、食品、日用品の中での回転の早い商品が置かれます。ここを一回りすれば自然に買い物ができ店内を一回りします。

 

第二マグネットは、主要路の突き当りです。ここには目的来店製の津用商品、旬、チラシ掲載品を配置します。第三マグネットはゴンドラエンドです。第四マグネットは、各陳列棚に1〜2ヵ所設定します。ここに集客力のあるものやディスカウント商品を置きます。そして、ゴンドラ内に顧客を誘い込みます。

 

 

主要路
多くの来店客に歩いてもらう通路

 

ナチュラルワンウェイコントロール
器具などを使って顧客の流れを誘導するのでなく、自然に顧客の買い物の流れを誘導する仕組み。

 

ゴンドラエンド
定番商品の陳列什器である連結ゴンドラの両端にある什器を「ゴンドラエンド什器」と呼び、その場所を「ゴンドラエンドと呼ぶ。

 

シームレスゾーニング
ゾーンとゾーンを明確にしすぎると、特定の商品を目的として来店したお客は、その商品を手に取るとレジに向かってしまう。そこで例えば、ビューティケアとヘルスケアの境界に、ブリッジ(橋渡し)商品としてオーラルケアを配置する。

 

オーラルケアはビューティーの性格(エチケット)のヘルスケアの性格(歯周病予防)の両方を持つため、お客が2つのゾーンを自然に移動しやすくなる。




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